太陽光発電について調べていると、「電気代0」という言葉を目にすることが度々あるかと思います。
しかし、太陽光発電で電気代を0にすることは本当に可能なのでしょうか。
実は、電気代を0にするどころか、プラスにすることも難しくはないのです。
一般的に、1世帯の1日当たりの電力消費量は10kw前後だといわれます。
つまり、その消費量を上回るほどの電力を太陽光発電で作ることができれば、電気代を実質0にすることが可能だといえるのです。
住宅用太陽光発電の設備が生産する電力量は、設置している太陽電池モジュールの種類や量、天候などによって家庭ごとに異なりますが、平均20kw前後だといわれています。
それを踏まえて考えると、太陽光発電を活用することにより、かかる電気代を実質0にすることは十分可能だということがわかります。
ここで注意してもらいたいのが、「実質0」という表現です。この表現には、夜間にかかる電気代が関係しています。
太陽光発電ができない夜間は、電力会社からの電力を購入しているという家庭も多いかと思います。そのような場合は夜間分の電気代がどうしても発生するのです。
確かに、発電して余った電力を電力会社に売ることはできますが、売電して得られた金額と夜間に使用した電気代とを電力会社が相殺してくれるわけではありません。
使用した分の電気代は請求され、売った電気の代金はそのまま手元に入ってくるのです。
なので、かかった電気代分と売電で得た代金が相殺されたものだと考えて、電気代を0円にするというわけです。これが「実質0」という意味です。
しかし、電気代を「実質0」ではなく「本当に0」にすることも不可能ではありません。
蓄電池を導入すれば、日中太陽光発電で作られた電力を蓄えて夜間に使用することができるので、電気代を本当に0にすることができるのです。
さらに、余った電力を売電することによって収益まで得ることができるのです。
